真水稔生の『ソフビ大好き!』


第196回 「パンティストッキング怪人の祈り」  2020.5

コロナ禍の中、
マスクの不足・品薄状態が続いていますので、
ネットで紹介されていた “簡単ハンカチマスク” を作ろうと思い、
先ほど、パンティストッキングを買ってきました。

 パンティストッキングを輪切りにしたものを、
 耳にかけるゴムの代用にすると、伸縮の加減や肌触りがちょうど良い、

と前々から聞いていたからです。

で、早速、
封を開けて中身を取り出したのですが、
輪切りにする前に、ふと、

 そうだ! せっかくだから、はいてみよう!

と思い、はいてみる事にしました(笑)。

・・・いや、べつに、変態だからというわけではなく、
パンティストッキングなんて、
考えてみたら、
55年も生きてきた人生で一度もはいた事がなかったので、
どんなはき心地なのか、確かめてみたくなったのです。

ところが、
はき心地も何も、
片足をとおした際に
爪先の縫い目の線と自身の足指を見て、
その視覚による刺激だけで、何やらおかしな気分になりました。
軽い息苦しさを伴う、甘酸っぱいものが込みあげてきて、胸の奥が “もわん” となったのです。

・・・やっぱり変態でした(笑)。

ってか、
パンストフェチなンですよね、僕。

だからといって、
自分の足見て興奮するか? って話でしょうけど(苦笑)、
たぶん、
あのまま神経を集中して想像を膨らませていけば、オナニーも出来たような気がします。

もちろん、しませんでしたけどね。
そこまで変態じゃない・・・っていうより、あまりに侘しい気がしたから(笑)。


いやぁ~、でも、
女性の、パンティストッキングをはいてる脚には、ホント、惹かれるンですよねぇ~。
今回は、そんな話題です。

そういえば、
以前、尻フェチである事を述べた事もありましたが(第58回「尻フェチはアンティークソフビを愛す」参照)、
すみませんねぇ~、
オッサンのフェチの話なんて、気持ち悪いだけなのに・・・。

でも、どうか、今回もお付き合い下さいませ(笑)。


さて、
なぜパンティストッキングに惹かれるのか・・・。
それは、
思春期に性の対象として憧れた(幻想を抱いていた、と言ってもいい)のが、
僕の場合、
年上の女性だったから、なンですよね。

女子大生とかOLとか女性教諭とか、
そういった年上の女性、いわゆる “綺麗なおねえさん” が、
共通して身につけているもの、
それがパンティストッキングであり、
言ってみれば、
“綺麗なおねえさん” の象徴だったわけです、パンティストッキングが。

・・・まぁ、
自身が55歳なんて年齢になってしまった今では、
“綺麗なおねえさん” は、
年上の女性ではなく、20歳も30歳も年下の女性ですが(笑)、
それでも、やはり、
思春期の頃のイメージそのままに、
パンティストッキングをはいてる脚には、性的興奮を覚えるのです。


そして、こんな思い出もあります。
中学1年の時なンですけど、
或る日、自治会主催のボウリング大会がありまして、
そこで僕、なぜか優勝してしまい、トロフィーをいただいたのですが、
副賞として、

 そのボウリング場で後日行われる事になっていた “アグネス・ラムのデビュー曲発表会” の招待券、

が付いてきたンです。

なんでデビュー曲発表会をボウリング場でやるのか、今イチ不明でしたが(笑)、
アグネス・ラムさんといえば、
アメリカ出身のモデルで、
当時、雑誌のグラビアやテレビのCM・番組に引っ張りだこ、
ついにはレコードデビューまで果たすに至った、
という大人気な方でしたので、

 “生” で、あのアグネス・ラムが見られる!

という事が、
ボウリング大会で優勝した事よりも圧倒的に嬉しかったのを憶えています。

楽しみに楽しみに、そのデビュー曲発表会の日が来るのを待ち焦がれまして、
ようやく迎えた当日、
会場であるボウリング場へ行きますと、
関係者やファンの方々で、50~60人集まってましたかね。
招待客ゆえ、その中のいちばん前列(言わば特等席)で観させていただく事が出来たのですが、
至近距離でアグネス・ラムさんを見て
いちばん最初に思ったのが、

 あぁ、アグネス・ラム、って、服着るンだぁ・・・、

でした(笑)。

ビキニの水着姿の印象があまりに強かった
(っていうか、アグネス・ラムさんといえば、それしかなかった)ので、
服を着ているその当たり前の状態が、とても新鮮に感じられたンです。

上品で可憐なピンクのワンピース姿でしたが、
ビキニの水着姿より逆に興奮する、という、妙な感覚を抱きましたね。

そんなアグネス・ラムさんは、

 「ミナサン、コンニチハ」

と、片言の日本語で挨拶をされ、
簡単なインタビューに通訳の方を介して応じられた後、
デビュー曲『雨上がりのダウンタウン』を披露して下さいました。

インタビューも歌唱披露も、
只々ポカ~ンと見惚れていた僕でしたが、
ふと、
歌われている途中、
アグネス・ラムさんがリズムをとって少し体を揺らす際、
ほんの少しだけ、パンプスを履いてる足の甲のところに、皺が寄るのを発見しました。

・・・そう、パンティストッキングの皺です。

ビキニの水着姿の印象しかなかったアグネス・ラムさんが、

 服を着ている、

という事に
逆にエロチックなものを感じていたその時の僕にとって、
パンティストッキングの皺は、
更にその性的刺激を生々しく印象付けるもので、
思春期だった事もあり、たちまち勃起してしまった次第です。

歌い終わって帰られる際、
アグネス・ラムさんは、笑顔で手を振って下さったのですが、
僕は、もう、笑顔なんてどーでもよくて、
歩いていくパンティストッキングの脚ばかり、食い入るように見てました。

僕がパンストフェチとして覚醒した、決定的な出来事でした。

一般的には、
アグネス・ラムさんといえば、

 ビキニの水着の大きなオッパイ、

なンでしょうけど、
僕の場合、

 パンティストッキングをはいてる脚、

なわけですから、
いかにも “フェチ” って感じですよね(笑)。

それにしても、
いくら思春期の男の子が相手だとはいえ、服を着たまま勃起させてしまうなんて、
いかに当時のアグネス・ラムさんが魅力的だったか、って事ですよね。
爆発的な人気も頷けようというものです。

そういえば、
昭和54年に放送された、
スーパー戦隊シリーズの『バトルフィーバーJ』で、
主人公の5人組の中の紅一点であるミスアメリカの、変身前を演じたダイアン・マーチンさんは、
特にアクションが出来るわけでもないし、
芝居も素人(本職はモデル)だし、
日本語もほとんど話せなかったそうなのですが、

 とにかく、今、アグネス・ラムが大人気だから、同じアメリカ人のモデルを・・・、

という、
東映上層部の強い意向でキャスティングされた、との事。
当時のアグネス・ラムさんの、人気や影響力の凄さが窺える話です。

でも、
そんな、芝居が素人の、しかも日本語も出来ないような人を
思いつきで強引にキャスティングされて、
制作現場は、
さぞかし大変だったのではいか・・・、と察します。

ダイアン・マーチンさん自体は、
もちろん “綺麗なおねえさん” でしたし、
ビキニの水着姿を拝めるプールや海のシーンもありましたので、
個人的には特に不満はありませんでしたが(笑)、
結局、途中降板となって、
第25話からは、
日本人の女優(萩奈穂美さん)に替わり、
その途端、変身する前のミスアメリカの出番や台詞が明らかに増えましたので、

 やっぱ、
 上層部の安易な思いつきによる無茶なキャスティングに
 余計な苦労をさせられた制作現場から、

  芝居が出来て、ちゃんと日本語が話せる人にして下さい、

 って強い要望があったンだろうなぁ・・・、

なんて、勝手に想像して納得したものです(笑)。




・・・というわけで、ミスアメリカのソフビです。
ポピー製、全長約12センチ。

これは、
変身後の姿ですので、
ダイアン・マーチンさんとは関係ありませんが、
僕、大好きなンです、ミスアメリカ。
なんたって、
ハイレグカットのコスチュームの下半身は、
パンティストッキングをはいてるムチムチの脚でしたから。

ただ、
放映当時発売されたこの人形では、
それが再現されていないンですよねぇ、残念な事に・・・。

脚の部分だけ肌色に塗装するなり、
成形色を肌色にして、脚以外を塗装するなりして、
なんとか表現してほしかったものです。
・・・ってか、

 パンティストッキングをはいてる脚が好き→ アグネス・ラム → ダイアン・マーチン 、

っていう流れから
ミスアメリカのソフビの紹介に繋げたのに、
そのミスアメリカのいちばんの魅力が “パンティストッキングをはいてる脚” だなんて、
偶然とは思えません。

思春期に目覚めたのではなく、
もう、生まれた時から、
僕のDNAには、
パンティストッキングに恋い焦がれて生きる宿命が、組み込まれていたのかもしれません(笑)。




また、
その、“パンティストッキングをはいてる脚” と並んで
ミスアメリカの魅力として忘れられないのが、
コスチュームが食い込んだ “大きなお尻” なのですが、
こちらは、
食い込みこそ再現はされていないものの、
ちゃんと女性の肉感的なお尻を意識して、
ほかの4人の男性の人形のお尻よりも、大きく丸く造形されており、僕は満足です(笑)。

    ・・・それにしても、
有する二大魅力が “パンティストッキングをはいてる脚” と “大きなお尻” だなんて、
ミスアメリカ、って、
僕のためにいるようなキャラクターだなぁ・・・(笑)。
 


・・・あ、そうそう、
ほかの4人の人形も
ちゃんと紹介させていただきましょう。
比較のためのお尻の写真だけでは可哀想ですからね(笑)。
すべて、
ミスアメリカと同じ、ポピー製で番組放映当時の人形です。

バトルジャパン       バトルコサック 
             

バトルフランス
       
バトルケニア

     
   
番組のオープニングに、
爆発の火の粉と煙が舞い上がる浜辺を5人が駆けてくる映像がありますが、
僕は、あのシーンのミスアメリカを観る度、胸がキュンとなります。
だって、
あんな危険な所を女性が男連中と同等に、しかもあんな不向きなコスチュームで、
視聴者の男の子を喜ばす為・・・いや、悪を倒す為、懸命に駆けてるのですから。
その健気さと美しさに、
敬意と恋心と情欲が、猛烈な勢いで湧いてくるのです。
たまりません(笑)。 

もちろん劇中でも、爆発シーンや激しいアクションシーンが多数。
いくら厚手のものだったろうとはいえパンティストッキングですから、
生傷や小さな火傷が絶えなかっただろうと思いますが、
それにもめげず、豊満な太腿を躍動させて、
ちょっとエッチでカッコいい、素敵な雄姿を披露し続けて下さった
小牧りささんと小野寺えい子さん(ミスアメリカのスーツアクトレス)には、
心から「ありがとうございました」って、愛を込めて言いたいですね。

あぁ、ミスアメリカ、大好き!

好き好き好き!めちゃくちゃ好き!
     
  最終回、
エゴスの怪人製造カプセルは、
無敵の怪人を生み出すべく、
バトルフィーバーの5人を取り込みましたが、
5人が力を合わせたペンタフォースのブーメラン攻撃を
内部から受けて、脱出されてしまいました。

あれは、
欲張って5人全員取り込むから失敗してしまったのです。
僕が怪人製造カプセルだったら、
5人全員ではなく、
愛しのミスアメリカだけ取り込んで、
あのパンティストッキングの太腿に顔を埋めて融合し、
見事、無敵の怪人を誕生させてみせます(笑)。
 
   我こそは “エゴスの神” ならぬ “エロスの神”。

 生まれ出でよ、我が子! パンティストッキング怪人よ!


・・・んん!(咳払い)
失礼しました。

ところで、
先述のアグネス・ラムさんの『雨上がりのダウンタウン』ですが、
恋人と喧嘩してしまった女性が、
雨上がりの街に出て心癒され、
恋人に謝って仲直りしようという気持ちになるまでの様子が歌われていて、
歌詞の中に

 ♪光のシャワー あざやかな花の香り この人ごみのぬくもりは 
 ♪愛の病気をなおすお医者さま

という部分があります。

新型コロナウイルスが蔓延しているせいで、
外出は控えなければならない、
ましてや、人ごみの中に身を置くなんてもっての外、という現在では、
アグネス・ラムさんは、
ずっと恋人と仲直り出来ず、傷心のまま、という事になりますね。
・・・可哀想です。

ってか、
真面目な話、
そうやって人がやさしい気持ちを取り戻そうとする機会をも、奪うンですね、新型コロナウイルスは・・・。
まったくもって鬱陶しくて憎い存在だ、と改めて思います。

ただ、
そうなると、
『バトルフィーバーJ』主題歌の2番の歌詞、

 ♪やさしい世界をつくろうぜ
 ♪みんなの笑顔を守ろうぜ

が、よりいっそう胸に沁みてきます。

40年前、
ミスアメリカたちバトルフィーバー隊が命をかけて守ってくれた平和を、
番組を観ていた僕らが乱してはいけません。

やさしい気持ちを無くしてはいけないンです、人は。
今、恋人に限らず、誰かと喧嘩なんかしたら、
その壊れた仲を、簡単には修復出来なくなってしまいますからね。
こんな時こそ、努めて笑顔でいなくちゃ。

ストレスが溜まり、イライラしがちな毎日ですが、
これを読んで下さった方の身の周りに、
どうか、つまらぬ諍いが起きませんように・・・、と祈りつつ、今回は終わらせていただく事にします。

・・・え?
僕は大丈夫ですよ。誰とも喧嘩なんかしません。
謙虚で温厚な性格してますから(笑)。 ・・・変態だけどね。  





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