オモチャのある風景

  〜 第19景 「オモチャの力」 〜


今回は、当店常連客様の御一人、和田昌明さん(46歳 愛知県名古屋市)のお宅にお邪魔しています。

和田さんは、ソフビ人形をはじめとするキャラクター玩具のコレクター。

子供の頃の思いそのままに、もう20年近く、怪獣やヒーローのオモチャを追い求め続けています。

ここは、そんな和田さん自慢のホビールーム。

愛と情熱で集めまくったオモチャたちが、新旧問わず、溢れかえっています。

    「狭くてスミマセン。
     以前はもっと広い部屋だったんですけど、
     小学校の高学年になる3人の子供たちが、それぞれ自分の部屋が欲しいと言い出しまして、
     今年のはじめに、この一番狭い部屋に追いやられたんです(笑)。
 
     コレクションは増え続けるのに部屋が狭くなってしまって大変なンですけど、
     まぁ、コレクションの山に圧迫される分だけ“オモチャに囲まれてる感”が強まって、
     逆に嬉しかったりしますね。
     オモチャのパワーを強く感じるンですよ」



広かった以前のホビールームを明け渡して作った、お子様たちの新しい部屋の扉には、

“KIDS ROOM”と書かれた可愛らしい札が掛かっていました。

でも、こっちの部屋の方が、どう見ても“KIDS ROOM”だと思うのですが・・・(笑)。



子供の頃は、オモチャ屋さんになりたかった、
という和田さん。

長年通った玩具店から、
商品陳列用のディスプレイ台を譲り受けて、
この部屋の片隅にオモチャ屋さんを再現しています。

「タグも値札もそのままですよ。売りませんけどね(笑)」

後ろの窓際にあるのはベッド。
寝室は別にあるのにどうしてですか?と尋ねると、

「怪獣の夢を見たい日は、ここで寝るンです。
 別にカミさんが恐くて逃げてくるわけではないですよ(笑)」

との事。
無邪気な子供のような笑顔です。



若い頃は、気が短くて喧嘩ばかりしていた、という和田さん。

オモチャを集めるようになってから、

少年時代の思い出や夢の復活が心を癒してくれたのか、

徐々に丸く穏やかな性格に変わっていったそうです。

  「僕は怪獣に更生させてもらいました!」

と、嬉しそうに話して下さいました。


オモチャには、不良少年を更生させる力もあったのですね。 

オモチャって、なんだか凄い。

和田さん、今日はとても楽しい時間を、どうもありがとうございました。



                                            【掲載日:平成20年4月28日】
                    



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