怪獣銀玉鉄砲 
60年代の匂いが濃厚にたち込める一品。怪獣の絵が描かれた的を銀球鉄砲で撃つおもちゃです。
台紙に描かれた怪獣の絵を切り抜き、
（もちろんミシン目などという贅沢なものはついてないのでハサミを使って自分で切り抜いてね）
付属のプラスチック製スタンドに差し込んで的にします。
的になる絵は３種。見た事が有るような無いような不思議な怪獣がそれぞれ描かれています。
中でも強烈なのが、タグの絵にもなっている耳の無いバラゴン。
バラゴン、って人間を食べちゃう恐い怪獣だけど、耳の無いバラゴンはもっと恐いですね(笑)。
ちなみにメーカーは“ＴＩＧＥＲ ＣＨＥＭ”とあります。・・・タイガー化学？ 知ってます？
なぜか、アルマジロみたいな動物のミニ人形がおまけで付いてます。
パレール星人
昭和43年に倒産したマルサンですが、翌年には復活を果たします。
しかし、その時、ゴジラやウルトラマンなどのソフビ怪獣人形はブルマァクの独占販売となって
いたため、マルサンは“マルサンのウルトラ怪獣シリーズ”なるオリジナル怪獣の人形を続々と
市場に放って無理矢理ブルマァクに対抗しました。
親や祖父母が買ってきてくれたソフビ怪獣人形がこのマルサンのオリジナル怪獣でガッカリした、
という経験をお持ちのソフビ世代の方も少なくはないでしょう。
これは、そのオリジナル怪獣のひとつで、パレール星人と言います。
オリジナル怪獣とは言うものの、
明らかに『キャプテンウルトラ』に出てきたメタリノームを模倣した造形ですけどね。
・・・メタリノームと間違えて誰か買ってくれないかなぁ(笑)。
